タイミングベルト交換の時期は?交換費用や寿命はどのくらいなの?
最終更新日: 2023年1月10日
- 株式会社メンテモ CCO / Webアナリスト
- 冨樫 海斗
1997年生まれ。北里大学海洋生命科学部を卒業後、大手小売店にて店舗運営に従事。2021年に株式会社メンテモに入社。CCO (最高顧客責任者) に就任。メンテモのウェブマーケティングから加盟店獲得、お客様対応まで取り仕切る。4台の愛車を元に、様々なユーザーニーズを探り続ける。愛車はダルマセリカ(1977年式)、アウトランダー、サンバー、ワゴンR。
中古車サイトを漁っている皆さんは、『タイベル交換済!』という文言を一度は見たことがあるのではないでしょうか?
ただ、サラーっと読み飛ばしてイマイチどこにあって、どんな働きをしているのか分からない方も多いと思います。
そこで、今回の記事ではタイミングベルトの仕組みから、交換のことまで一気にご紹介いたします!
ざっくりと説明すると...
- タイミングベルトはエンジンのバルブタイミングを調節するゴム製のパーツのこと
- 欲しい車、乗っている車がタイミングベルト式かどうかを調べて見よう!
- 交換の際は距離と時間を目安にしよう!特に中古車を買うときは要チェック
- 交換には技術が必要!信頼できる自動車整備工場がオススメ!
- 腕のいい自動車修理工場を探すなら【自動車修理工場検索サイト メンテモ】を使おう!
全国でベルト類交換 (ベルト鳴き・Vベルト・タイミングベルト)
お願いできる店舗をお探しならそもそもタイミングベルトって何?
タイミングベルト(通称:タイベル)とは:簡単に説明すると、車の動力源の肝となるクランクシャフトとカムシャフトの動きを、プーリー(滑車)を通じて連動させている大事なパーツのこと。
ベルトの張りを維持するためのテンショナー、冷却水を循環させるウォーターポンプも取り付けられていることが多いです。
重要な役割を担うエンジン内部で、一般的にカバーが付いているので自分で状態を確認することはできません。
縦置きのフロントエンジンの車であれば、エンジン前方のカバーの中に。
横置きフロントエンジンであれば、車のフロント側から見て左側のカバーの中にあります。
また、縦置きミッドシップエンジンの車であれば、フロントシートすぐ後ろにタイベルはあります。
横置きミッドシップの場合は?車の後ろ側から見て右側です。
それじゃあ水平対向エンジンは?というと、基本はエンジン前方に位置しています!
状態が気になる場合は使用状況、走行距離などを確認した後に、近くの整備工場等へ相談をしてみましょう。
タイミングベルトの仕組み
上の図はエンジン内部の1ピストン分です。
現代でほとんどの車に採用されているレシプロエンジン、と呼ばれるものは【吸入→圧縮→燃焼→排気】という4つの工程を1サイクルとしてパワーを生み出しています。
吸気と排気の際は、カム(卵のような形をしていて、シャフトに刺さって連なった全体をカムシャフトと言います)がロッカーアームを押しあげ、バルブスプリングが押されることでバルブが開きます。
また、圧縮と燃焼の際はどちらのバルブも閉じ、ガソリンと空気を燃やすことによって、ピストンが下方向に動きます。
そうするとコンロッドを通じてカムシャフトに力が伝わり、プロペラシャフトなどを通じて最終的にはタイヤを回す、という力になる訳です。
- クランクシャフトからの動力を通じて、カムシャフトを回している
- ピストンの上下に合わせて、吸気・排気バルブの開閉タイミングを調節している
後に出てくる故障の際にも話しますが、このタイミングがずれるとバルブとピストンがぶつかる、バルブクラッシュの原因にもなってしまいます!
タイミングベルトの交換は必要なの?
一般的には、10万キロもしくは10年が交換の頻度と言われています。
そして、基本的に切れる前兆があったりするものではありません。
タイミングベルト自体はゴムでできており、使い続けていくことで磨耗していきます。
さらに、あまり乗っていなくとも経年劣化でゴムがボロボロになってしまいます。
中古車を購入する際は、整備簿でいつ交換されたのか必ず確認しましょう!
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ただし、これはあくまでも目安です。例外もたくさんあります!
例えばアルファロメオ、アバルトですと4万キロもしくは3年の交換が推奨されています。
フェラーリとなると2万キロもしくは3年での交換が必要です。
知らなかった〜!
もしタイミングベルトが破損してしまったら...
タイミングベルトが伸びたりしてしまった場合には、先ほどの図で説明したバルブの開くタイミングと、ピストンの上下するタイミングがずれてしまうことがあります。
そうすると、バルブとピストンが激突し、壊れてしまいます。
バルブとピストンなら交換も可能ですが、仮にエンジン本体側のシリンダーが壊れてしまうと、エンジン全損なんてことも...
仮にベルトが切れてしまうと、カムシャフトに伝わる力がなくなってしまい、吸入・排気の過程ができなくなり、エンジンが止まってしまいます。
全国でベルト類交換 (ベルト鳴き・Vベルト・タイミングベルト)
お願いできる店舗をお探しならタイミングベルトはどんな車種についているの?
実はタイミングベルトというパーツは、全ての車種についている訳ではないんです。
10年くらい前から、タイミングチェーンという、基本的にはメンテナンスフリーなパーツが主流になっています。
元々、タイミングベルトはチェーンより静かに駆動できるという理由で採用されていた訳なのですが、ベルトくらい静かなチェーンの登場により、衰退していきました。
主な車種で言うと、日産のR32、33、34はタイミングベルトを採用しています。
フェラーリで言うと、360までのV8モデル、FRのV12モデルで言えば612まではベルト式となっています。
その他にもアウディは初代A4やTTはベルト式であっても、後期モデルではチェーン式に変わっていたりとするので、まずは欲しい車がどの方式なのか調べてみましょう!
タイミングベルトの交換費用はいくらくらいになる?
タイミングベルトは交換頻度のあまり高くないパーツです。
しかし、そんな大事なパーツの交換は一体どんなお店に点検や交換を依頼すればいいのでしょうか?
依頼するお店によって交換費用は異なる!オススメのお店は?
基本的には工賃が高い部分なので、周りのパーツの状態もメカニックに確認してもらって、可能であれば同時に交換をお願いしましょう!
何度も言いますがタイミングベルトはエンジンの動きを左右する大事なパーツです。
交換しようにもどこにお願いすれば分からなかったり、F355のように1回エンジンを降ろさないと交換できない車だと整備工場に断られてしまうこともあります。
基本的には工賃が高い部分なので、周りのパーツの状態もメカニックに確認してもらって、可能であれば同時に交換をお願いしましょう!
何度も言いますがタイミングベルトはエンジンの動きを左右する大事なパーツです。
交換しようにもどこにお願いすれば分からなかったり、F355のように1回エンジンを降ろさないと交換できない車だと整備工場に断られてしまうこともあります。
ディーラー
担当しているメーカーにおいては豊富な知識、ノウハウを持っています。
ただし、営業とメカニックで担当が分かれていることが多く、どんな人が整備してくれているのか見る機会はどうしても少なくなってしまいます。
また、どうしても工賃は高くなりがちです。
指定整備工場(自動車修理工場)
あまりスポットの当たらない自動車修理工場ですが、経験豊富なところですと、どんな車種にも対応していただけます。
また、メカニックと直接会話できるので、他にもどこがヘタっているだとか、社外パーツの方がいいなどアドバイスを受けることもできます!
基本的にはタイミングベルトを搭載している車は、製造から10〜20年ほど経過しています。
そのような車は、整備工場の熟練メカニックの方が色々知っているなんてことももちろんあり得ます。
しかし、自動車修理工場の人ってなんだか怖そう…怒られるかも…とお考えの方も多いかもしれません。
そんなお悩みのあなたにも!メンテモならハイレベルでリーズナブルな自動車整備工場をご紹介できます!
また、個人対応の実績も豊富なため、怒られるかも…ぶっきらぼうな人がいたらどうしよう…などの心配も無用です。
全国でベルト類交換 (ベルト鳴き・Vベルト・タイミングベルト)
お願いできる店舗をお探しならタイミングベルトの交換は経験豊富な【自動車修理工場】に依頼しよう!
ここまででタイミングベルトとはどういう役割を持つパーツなのか、交換時期や費用、おすすめのお店などについてご紹介しました。
今回の記事のまとめ
- タイミングベルトはクランクシャフトとカムシャフトを繋ぎ、タイミングを調節する大事なパーツ
- 交換は10万キロまたは10年を目安にしよう!
- 一緒に周辺のパーツも変えた方がいいことも多い
- 色々な相談ができたり、社外パーツの持ち込み・取り寄せができるのは自動車修理工場!
- どこの工場に依頼しようか迷ったら、【メンテモ】で工場を探すのがおすすめ!
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