CVTオイル(フルード)は本当に交換不要?交換時期や方法、費用は?
最終更新日: 2024年2月28日
- 株式会社メンテモ CCO / Webアナリスト
- 冨樫 海斗
1997年生まれ。北里大学海洋生命科学部を卒業後、大手小売店にて店舗運営に従事。2021年に株式会社メンテモに入社。CCO (最高顧客責任者) に就任。メンテモのウェブマーケティングから加盟店獲得、お客様対応まで取り仕切る。4台の愛車を元に、様々なユーザーニーズを探り続ける。愛車はダルマセリカ(1977年式)、アウトランダー、サンバー、ワゴンR。
現在、軽自動車や小型乗用車を中心に採用されているCVT「無段変速機」。
燃費と運動効率向上の観点から現在ではCVT搭載の車が主流となっています。
しかし、CVTも走行とともに劣化していき整備が必要となります。
今回はCVTオイルの交換時期と交換方法についてご説明します。
また、CVTオイルの交換費用と依頼できる業者についても併せてご紹介します!
ざっくりとまとめると...
- CVTとは日本で生産するAT車のほとんどに採用されているトランスミッション
- スーパーやコンビニへの短距離・短時間の走行を毎日繰り返すという日常利用での走行でもシビアコンディションに該当することがある
- オイル交換時に少しでもゴミなどの異物が入ってしまうと、故障の原因になることもある
- 走行距離の多い車は新しいオイルを入れると内部に蓄積した汚れを循環させてしまう場合がある
- CVTオイルはシビアコンディションの場合は2年・2万kmでの交換が必要
- 純正のCVTオイルで交換してもらいたい方や高い技術力で選ぶならディーラーがおすすめ
- ディーラー並みの高い技術力とディーラーよりも価格を抑えたい方は自動車整備工場がおすすめ
- 希望に合う自動車整備工場を探したいときはメンテモを活用しよう!
全国でATF・CVTF交換
お願いできる店舗をお探しならCVTオイル (フルード)って何?その役割は?
車にかなり詳しい方でなければ、CVTオイルといってもあまり聞き馴染みがないかと思います。
また、現在CVTオイルの交換を推奨しているメーカーが少なくなっってきているので、意識して交換する方も少なくなってきています。
これからCVTオイルの役割と交換するメリットについてご説明します!
全国でATF・CVTF交換
お願いできる店舗をお探しなら日本車で多く採用されているCVTとは?
現在、AT車のトランスミッションの多くはCVTが採用されています。かつてはMT車が主流でしたが、現在生産されているのはAT車がほとんどです。
日本は道路の構造上、停止と発進を繰り返すためAT車が普及しました。
CVTは減速と加速の際に変速のショックが少なく、低コストや燃費性能も両立しているという面で日本車に採用されはじめました。
また、CVTはデリケートな機械なのでCVTオイル交換時にゴミが混入すると動作に支障をきたす原因となるのでメーカーはCVTオイルは無交換としています。
CVTオイル (フルード)とは?
CVTオイルの役割
- エンジンのパワーをタイヤに伝達する
- ベルトとプーリーの潤滑性を維持して伝達ロスを少なくする
- プーリーの油圧作動
- 内部を循環し冷却して焼き付きや発熱による破損を防止する
CVTオイルはCVTフルードともいい、液体だけではなくオイル以外の成分も含まれています。
CVTオイルはエンジンオイルなどに比べて劣化が遅いですが、走行をしていればCVTオイル自体の性能は劣化していきます。
シビアコンディションとは?
シビアコンディションというのはレースやラリーのような走行というわけではなく、近所のスーパーやコンビニへの短距離・短時間の走行を毎日繰り返すという日常利用での走行が当てはまってきます。
普段、短距離の移動手段として利用されている方であればあまり走行しておらず負荷が少ないのではないかと考えがちですが、実はそういう方こそシビアコンディションの疑いがあります。
エンジンが温まりきらないうちでの走行・駐停止を繰り返すのはエンジン・トランスミッションに負荷が掛かる状態であり「過酷な走行」という条件となってしまいます。
長距離走行していないからと大丈夫だと判断せず、CVTオイルの交換時期は定期的にディーラーや整備工場で点検を行うようにしましょう!
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お願いできる店舗をお探しなら交換するメリットや効果は?
CVTオイルを交換すると得られるメリット
- エンジンに伝える能力が高くなる
- 加速がスムーズになる
- アクセルのレスポンスが良くなる
- 加速時のトルク感が上がる
CVTオイルを交換すると、加速時に動きの違いを体感することができます!
基本的にほとんどの車はシビアコンディション状態だと言われています。
以前まではCVTオイルは基本交換不要というのが常識だといわれていましたが、実は交換するメリットが大きいです。
むやみに交換するのはおすすめできない
ここまで、CVTオイルを交換するメリットについてご説明しました。しかし、メーカーが無交換を推奨しているのには理由もあります。
CVTはとても精密な機械構造なので、オイル交換時に少しでもゴミなどの異物が入ってしまうと、故障の原因になってしまいます。
また、走行距離の多い車は新しいオイルを入れると、内部に蓄積した汚れを循環させてしまう場合があります。
かといって、 オイルは交換しなければ確実に劣化していきます。
そして劣化により、変速ショックなどの不具合の原因になる場合もあります。
メーカーは、無交換を推奨しているので、何度もオイル交換をする必要はないです。交換する際はディーラーや自動車修理工場に相談して依頼するようにしましょう!
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お願いできる店舗をお探しならCVTオイルの交換は自分でできる?交換する時期は?
AT車のオイル交換というとエンジンオイルしか依頼したことがない方が多いのではないでしょうか?
CVTオイルの交換は個人で行うには極めて難しい作業になりますが、実は多くのショップで受け付けしている作業になります。
ここでは、CVTオイルの交換方法についてわかりやすくご紹介します。
交換方法は?
CVTオイルの交換方法は循環交換方式と下抜きの二つの方法があります。
循環交換方式
チェンジャーを使って、フルードで強制排出して循環させる方法です。この方法は交換率が高く、全体的に新しくなります。ただし、圧力をかけて強制的に循環させるので、固着した不純物を循環して故障を招くことがあります。
下抜き
この方法はエンジンオイルの交換と同じで下のドレンプラグから排出し、新しいオイルをチェンジャーで入れる方法です
エンジンオイルと同様に一度にきれいにするのではなく、定期的な交換を必要とします。
エンジンオイルの交換もお考えの方は以下の記事を参考にされて下さい。
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全国でATF・CVTF交換
お願いできる店舗をお探しなら自分で交換できるの?
CVTフルードの交換はエンジンオイルと同じ方法で交換することができるので、自分で交換もできます。
しかし、上記の通りゴミが混入すると故障の原因になるため注意が必要です。
内部に溜まっている金属片などの混入物がフルードを引き抜く際に内部に侵入すると、目詰まりする可能性がありエンジンオイルやATフルードよりも難易度が高い作業となります。
また、純正フルードをネット通販などで入手することは可能ですが、自動車整備の経験がある方でなければ、ご自分での交換はおすすめできません。
ガソリンスタンドやカー用品店などでエンジンオイルと同様にCVTオイルの交換をしているサービスもありますがそれもおすすめできません。
ガソリンスタンドやカー用品店には技術力に差がありデリケートな機械になるので、ディーラーか自動車修理工場に依頼するようにしましょう!
全国でATF・CVTF交換
お願いできる店舗をお探しなら交換する時期は?
- 加速が悪くなった
- 燃費が悪化してきた
- 変速ショックが大きくなった
- 車を5年または10万km走行させている
これらの項目が当てははまったらCVTフルードが劣化している可能性があります。
CVTオイルの交換費用は?業者別比較!
ここまでで、CVTオイルの交換方法と交換時期についてご紹介しました。
そして、精密なCVTのCVTオイル交換はプロに任せたほうがいいということもわかっていただけたかと思います。
これからは、CVTオイルの交換費用と業者別の特徴を比較してご紹介します!
交換費用の目安は?
CVTオイルの痛み具合がひどいと、交換費用はこれ以上に高くなることもあります。
車種によって交換費用に差が出るのは、軽自動車は4L、普通車は車種により6~8Lと異なり、伝達トルクなど性能によってCVTオイルのグレード・価格が変わるからです。
充実したサービスの【ディーラー】
ディーラーのメリットしては純正のCVTオイルや車に合ったオイルを使ってもらえることです。
また、メーカーの推奨する手順で交換してもらえるので、作業の正確さは優れています。
しかし、ディーラーは工賃が高い傾向にあり、CVTオイルも純正を使うのでかなり費用が高額になる可能性があります。
CVTは精密な機械なので、ほんの少しのミスが故障につながることもあります。
安心して依頼したい方にはディーラーがおすすめです。
気軽に相談できる【カー用品店】
カー用品店のメリットとしてはご自宅の近くの店舗で安く依頼できることです。
料金もディーラーに比べてかなり安いことも特徴です。
オートバックスの目安の料金は以下のようになります。
- 軽自動車:6,500円~(税込7,150円~)
- 普通車:8,000円~(税込8,800円~)
しかし、カー用品店は技術力に差があるため、精密なCVT関係の修理を任せるには不安があります。
また、愛車に合うCVTオイルがあるとは限らないので、事前によく確認しておくとより安心でしょう。
技術と価格で優れる【自動車修理工場】がおすすめ!
ディーラー並みの高い技術力とディーラーよりも価格を抑えたい方は自動車修理工場がおすすめです。
自動車修理工場はディーラーからの依頼で整備をするところもあるほど技術力は極めて高いです!
また工場にもよりますが、ある程度であればお客様の要望に合わせて柔軟な対応をしてもらえることもあります。
でも、ご自分でいくつも工場を探したり、連絡を取って見積もりの依頼や予約をするのは面倒だと思いますし、そもそもいい工場を見つけられるのか不安に思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
メンテモでは確かな技術を持つ工場のみをご紹介しています。
また、見積もりや予約は電話をかけることなくウェブ上で完結するので非常に便利です。
お店選びでお悩みの方は一度メンテモのサイトをチェックしてみてください!
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お願いできる店舗をお探しなら【まとめ】CVTオイルの交換は【メンテモ】に依頼しよう!
CVTオイルはメーカーが交換不要と推奨していても、交換が必要な場合がほとんどです。
特に登り坂があり、発進と停止を繰り返すことが多い日本ではシビアコンディションに該当する可能性が高いので注意するようにしましょう。
そして、CVTは精密なので整備には知識と経験が必要になります。
高い技術と高いコストパフォーマンスで選ぶなら優良店舗のみが登録しているメンテモに依頼しましょう!
【今回のまとめ】
- CVTとは日本で生産するAT車のほとんどに採用されているトランスミッション
- スーパーやコンビニへの短距離・短時間の走行を毎日繰り返すという日常利用での走行でもシビアコンディションに該当することがある
- オイル交換時に少しでもゴミなどの異物が入ってしまうと、故障の原因になることもある
- 走行距離の多い車は新しいオイルを入れると内部に蓄積した汚れを循環させてしまう場合がある
- CVTオイルはシビアコンディションの場合は2年・2万kmでの交換が必要
- 純正のCVTオイルで交換してもらいたい方や高い技術力で選ぶならディーラーがおすすめ
- ディーラー並みの高い技術力とディーラーよりも価格を抑えたい方は自動車整備工場がおすすめ
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