4ナンバーの車検について徹底解説!車検費用や税金も丸わかり!
最終更新日: 2023年1月6日
- 株式会社メンテモ CCO / Webアナリスト
- 冨樫 海斗
1997年生まれ。北里大学海洋生命科学部を卒業後、大手小売店にて店舗運営に従事。2021年に株式会社メンテモに入社。CCO (最高顧客責任者) に就任。メンテモのウェブマーケティングから加盟店獲得、お客様対応まで取り仕切る。4台の愛車を元に、様々なユーザーニーズを探り続ける。愛車はダルマセリカ(1977年式)、アウトランダー、サンバー、ワゴンR。
車検って少しわかりにくいですよね...
車の車種によっても違うし、同じ車なのに目的が違うだけで費用も変わってしまうんです!
今回はそんな車検の中でも4ナンバーの車の車検費用について解説していきたいと思います!
ざっくりとまとめると...
- 4ナンバー車は小型貨物自動車のナンバー!
- 条件を満たすと4ナンバーを装着できる
- 普通車とは税金が違う!
- 同じ車種でも4ナンバー車の方が税金が安い!
- 車検費用は車検基本料で大きく変わる!
- 4ナンバー車の車検をするなら【自動車修理工場】に頼もう!
全国で車検
お願いできる店舗をお探しなら4ナンバーとは?他の車とはどう違うの?
そもそも4ナンバーとは何なのでしょうか?
街を走る車の中でも装着している車は少ないようにも思えます。
まずはそういった【4ナンバー】について説明をしていきます。
4ナンバーとは?
車のナンバープレートには地名やひらがな、四桁の一連指定番号や分類番号などが載っています。
これらは意味もなく載っているのではなく、それぞれがきちんと意味を持ち車両の識別や持ち主の特定などに用いられます。
その中でも分類番号は車の用途や大きさなどを示します
4ナンバーとはナンバープレートに記載された分類番号が【4】で始まる車を指します。
他の分類番号にもそれぞれの役割があり、
分類番号一覧
始め1ケタ | 登録車名 | 該当する車種 |
---|---|---|
1 | 普通貨物自動車 | トラックやダンプカー |
2 | 普通乗合自動車 | 乗車定員11名以上の 普通自動車、バスなど |
3 | 普通乗用自動車 | 乗車定員10名以下の 普通自動車 |
4 | 小型貨物自動車 | 貨物輸送に使われる 小型自動車 |
5 | 小型乗用自動車 及び乗合自動車 | 人の輸送に使われる 小型自動車 |
6 | 小型貨物自動車 | 貨物輸送に使われる 小型自動車(4、が埋まった際に使用される。) |
7 | 小型乗用自動車 及び乗合自動車 | 人の輸送に使われる 小型自動車(5、が埋まった際に使用される) |
8 | 特種用途自動車 | 特殊な使用方法をする 小型自動車・普通自動車 警察車両など |
9 | 建設機械を除く 大型特殊自動車 | 特殊な構造を持つ自動車 フォークリフトなど |
0 | 大型の特殊自動車のうち 建設機械に該当するもの | ブルドーザーや ロードローラーなど |
といったように、分類番号各1桁目の数字でその車が該当する登録区分を知ることが出来ます。
その為、4ナンバー車とは【小型貨物自動車】のことを指します。
4ナンバーに該当する車は?
ここまで4ナンバーの説明をしましたが、4ナンバーに該当する車、4ナンバーを取得できる車とはどういったものなのでしょうか?
条件を満たせば車種、年式などを問わず取得することが可能です。
そのために満たさなければならない条件は大きく分けて二つあり、【貨物車として認定される事】と【小型車貨物車である事】で
4ナンバーが該当する車種は小型貨物自動車ですので納得の条件ですね。
ではそれぞれについて説明をしていきます。
貨物車と認定されるための条件
- 荷室(荷物を乗せる場所)の面積が1㎡以上であること(軽自動車の場合は0.6㎡以上)
- 運転席より後方の座席部分の面積よりも荷室の面積が広いこと
- 定員人数まで乗車した時の人間の合計重量よりも荷物の積載重量の上限が大きいこと
- 運転席と荷室スペースとの間に仕切りがあること
- 後方のドアの寸法が縦800mm、横800mm以上であること(軽自動車は縦600mm、横800mmを満たすこと。トラックはこれを除く)
といった条件を全て満たすと貨物車と認定されます。
どれも貨物車であるために必要な条件なので、1つでも満たせないと貨物車と認定されません。
次に小型貨物車として認定される条件を見てみましょう。
小型貨物自動車として認定されるための条件
- 車体の全長が4.7m以下であること
- 車体の横幅が1.7m以下であること
- 車体の高さが2.0m以下であること
- 車の総排気量が2,000cc以下であること(ディーゼル車はこれを除く)
といった条件を全て満たすと小型貨物自動車として認定されます。
以上の9項目を全て満たすと、4ナンバーを取得し4ナンバー車として登録できます。
4ナンバーと普通の車はどう違うの?
4ナンバー車と普通車ではどういった違いがあるのでしょうか?
その答えは税金が違うため、車検費用などが安くなるので4ナンバー車は維持費が少なくなります。
そのため、仕事で4ナンバー車を所持する場合は普通車を所持するよりもコストを削減できる、といったことになります。
全国で車検
お願いできる店舗をお探しなら4ナンバーの車検はいくら?普通車よりも安くなる?
ここからは肝心な【車検費用】について解説をしていきます。
前項でも少し触れましたが、4ナンバー車は普通車と比べると車検費用は安くなります。
ではどのような内訳でどのように安くなるのでしょうか?
そして車検期間などに差はあるのでしょうか?
4ナンバーの車検に必要なものは?
まずは車検を受けるにあたって必要なモノを確認しましょう。
大きく分けて3つあります
- 車検証(自動車検査証)
- 自賠責保険証明書(自動車損害賠償責任保険証明書)
- 自動車税納税証明書
の3つになります。
納税確認のために以前までは【自動車税納税証明書】を紙の書類で提出をしなければなりませんでしたが、納税確認の電子化に伴い条件を満たすと提出が省略できるようになりました。
自動車税納税証明書の提出を省略できる条件は以下の三つです
- 自動車税を滞納していないこと
- 納税から2〜3週間経過していること(市町村窓口で納付した場合は最大2ヶ月)
- 車検が継続調査であること
軽自動車などは今まで通りに自動車税納税証明書が必要になりますので、自動車税納税証明書の提出を省略したい場合は車検を受ける業者や運輸支局などに確認を行うことをお勧めします。
4ナンバーの車検期間は?
次に4ナンバー車の車検期間について説明します。
4ナンバーの車検期間は普通車と異なり、更に4ナンバーの車でも小型自動車(白ナンバー)と軽自動車(黄色ナンバー)では少し差があります。
以下に車検期間の早見表をご用意しました。
車検期間早見表
車種 | 初回点検 | 2回目以降 |
---|---|---|
普通乗用車 | 初回車検登録から3年 | 前回車検時から2年ごと |
軽自動車 | 初回車検登録から3年 | 前回車検時から2年ごと |
4ナンバー小型自動車 (白ナンバー) | 初回車検登録から2年 | 前回車検時から1年ごと |
4ナンバー軽自動車 (黄色ナンバー) | 初回車検登録から2年 | 前回車検時から2年ごと |
以上のように車検期間は車種、ナンバーによって異なるため注意が必要です。
なぜ車検期間が普通車に比べて短いの?
車検期間が普通車に比べて短い理由は【商用車のため、普通車よりも走行距離が多くなるため】です。
車検は車が安全かどうかを検査するものです。
そのため、普通車よりも商用車として用いられる4ナンバー車は走行距離が多くなり、使用頻度が高くなるので各パーツが通常よりも早く傷んだりしてしまいます。
そのため、より短い期間での車検が必要になってしまいます。
4ナンバー以外にも商用車は車検期間が短くなる傾向があり、
- 8t以上の貨物自動車
- 8t以下の貨物自動車
- バス
- タクシー
- レンタカー
なども2回目以降の車検期間が1年です。
街中を走行する商用車は普通車よりも車検期間が短いため、より安全に走行しているということになりますね。
4ナンバーの車検費用は?
最後に4ナンバー車の車検費用について説明します。
車検費用は法定費用の【自動車重量税】【自賠責保険料】【印紙代】と【車検基本料】から主に構成されます。
そのため各項目別に解説していきます。
【自動車重量税について】
まずは自動車重量税について説明します。
自動車重量税とはその名の通り自動車の重量が重くなれば重くなるほど高額になる税金です。
こちらが4ナンバー小型自動車の自動車重量税の早見表です。
自動車重量税(一年分)
車体の重量 | 自家用 | 事業用 |
---|---|---|
1t以下 | 3,300円 | 2,600円 |
1t~2t | 6,600円 | 5,300円 |
2t~2.5t | 9,900円 | 7,800円 |
2.5t~3t | 12,300円 | 7,800円 |
3t~4t | 16,400円 | 10,400円 |
4t~5t | 20,500円 | 13,000円 |
5t~6t | 27,500円 | 15,600円 |
6t~7t | 28,700円 | 18,200円 |
7t~8t | 32,800円 | 20,800円 |
といったような金額になっています。
軽自動車の場合は重量に影響を受けずに一台3,300円の自動車重量税となっています。
自家用乗用車の自動車重量税は一年分に換算すると0.5tごとに4,100円課税されます。
その為、自家用乗用車が2tの場合の自動車重量税は16,400円となります。
4ナンバー小型自動車(自家用車)の2tの自動車重量税は6,600円なので年間で計算、比較すると9,800円ほど安くなります。
【自賠責保険料について】
次に自賠責保険料について説明します。
自賠責保険は車を購入する際に加入が義務付けられています。
こちらが金額早見表です。
自賠責保険料
期間 | 4ナンバー車(自家用) | 4ナンバー車(事業用) |
---|---|---|
25ヶ月 | 23,870円 | 31,870円 |
24ヶ月 | 23,150円 | 30,840円 |
13ヶ月 | 15,020円 | 19,220円 |
12ヶ月 | 14,280円 | 18,160円 |
といった保険料になっています。
自家用乗用車の自賠責保険料は24ヶ月で20,010円となります。
よって自賠責保険料においては4ナンバー車の方が自家用自動車よりも値段が高くなります。
【印紙代について】
印紙代とは検査手数料とも呼ばれ、車種によって一定の金額に定められています。
4ナンバー車は小型自動車に該当するため、2,100円になります。
【車検基本料について】
最後に車検基本料金について説明します。
車検基本料金とは車検を依頼するお店に支払う料金です、なので地域や場所、依頼するお店によって大きく変動してしまいます。
その為法定費用よりもこの車検基本料で車検の費用は大きく変わります。
なので一概に車検基本料金はこれ!と断定することは出来ません。
ですが相場では安くて2万円前後、高くても5万円前後ですので、2~5万円程度を見積もっておくのが賢明です。
もっと詳しく車検や定期点検について知りたい方はこちらもチェック!
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全国で車検
お願いできる店舗をお探しなら4ナンバー車の車検はどこに頼むべき?安いお店はどこ?
ここまで4ナンバー車の車検について説明させて頂きました。
前項でも申し上げました通り、車検費用は車種によっても変わりますが一番変動しやすいのはお店に支払う車検基本料です。
その為賢くお店を選ぶことで車検料金を大幅に抑えることが出来ます!
純正パーツで安全に対応してくれるディーラー
車を新車購入した方でディーラーに依頼する方も多いと思います。
ピカピカのお店で受付を済ませ安心安全に車検をしてくれます。
しかし車検をするのにはディーラーはあまりお勧め出来ないかもしれません...。
ディーラーは正規品(メーカー品)のパーツを用いて作業をする為、パーツ費用が高くなってしまいます。
更に車検基本料も平均4~5万円程と少し高めに要求されるので、車検をする場合は違うお店に頼んだほうが安く仕上がるかもしれません...。
ディーラーでの車検は安心かもしれませんが、不正車検が発覚した事件はご存知でしょうか?
こちらで徹底解説して行きます!
気軽に頼めるカー用品
街中でも見かけるオートバックスやイエローハットなどのカー用品店でも車検を受けることが出来ます。
しかし全ての店舗で受けられるわけではなく、工場を併設していない店舗などの場合は時間がかかったりすることもあります。
金額はディーラーよりも安くなる場合が多いので車検をするなら一つの選択肢に入るのではないでしょうか?
安心と信頼の高い技術を持つ【自動車修理工場】
費用やアフターケア、時間など重要視するポイントは人それぞれですが、コストパフィーマンスが最も優れているのは自動車修理工場です!
自動車修理工場ではディーラー並みの技術で、ご予算にプランを選んでその車だけの車検が可能!
【メンテモ】では国から認定を受け厳しい基準をクリアした自動車修理工場のみをご紹介していますので、安心安全に予定にあった場所が探せます!
全国で車検
お願いできる店舗をお探しなら【まとめ】4ナンバーの車検は【自動車修理工場】に頼もう!
今回は4ナンバー車と4ナンバー車の車検について説明させていただきました。
乗用車とは少し違う4ナンバー車、しっかり車検を受けて安全に毎日の暮らしに役立てていきましょう!
【今回のまとめ】
- 4ナンバー車は小型貨物自動車のナンバー
- 全9項目の条件を満たすと4ナンバー登録が可能
- 4ナンバー小型自動車は車検が初回は2年、それ以降は1年ごと
- 4ナンバー軽自動車は車検が初回は2年、それ以降も2年ごと
- 普通車より自動車重量税が安くなる
- その代わりに自賠責保険料は高くなる
- 4ナンバー車の車検は【自動車修理工場】に依頼しよう!
全国で車検
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