車のメーターパネルの警告灯の意味って?原因や対処法は?
最終更新日: 2023年1月10日
- 株式会社メンテモ CCO / Webアナリスト
- 冨樫 海斗
1997年生まれ。北里大学海洋生命科学部を卒業後、大手小売店にて店舗運営に従事。2021年に株式会社メンテモに入社。CCO (最高顧客責任者) に就任。メンテモのウェブマーケティングから加盟店獲得、お客様対応まで取り仕切る。4台の愛車を元に、様々なユーザーニーズを探り続ける。愛車はダルマセリカ(1977年式)、アウトランダー、サンバー、ワゴンR。
見慣れないマークがメーターに表示されていると気になりますよね。警告の内容について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は警告灯の役割や、その種類についてご紹介しようと思います!
ざっくりと説明すると…
- メーターに表示される警告灯は緊急度に応じて赤・黄・緑の3色に分けられている
- 警告灯を覚えておけば、どの車でもどこに異常があるのかわかる
- 黄色の警告灯はできるだけ早く対処しよう
- 赤の警告灯はすぐに運転をやめないと危険!
- 保証期間内であれば【ディーラー】がおすすめ
- オイルの補充や簡易的な診断であれば【カー用品店】が便利
- 安くて腕が立つ【自動車修理工場】がおすすめ!
- 工場を探したい時は【メンテモ】を活用しよう!
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お願いできる店舗をお探しなら車の警告灯(マーク)の意味とは?
車の警告灯とは:走行に関わる故障や異常を検知した時や、正しい操作が行われていない時にドライバーに注意や警告をお知らせするシステムです。
車の警告灯のデザインは世界規模で規格が定められているため、国産車・輸入車どちらの場合でもデザインは共通しています。また、ハイブリッド車やEV車など、特定の車種のみに搭載されているものもあります。
安全な運転をするために重要なものになるので、警告灯の持つ意味をそれぞれしっかり覚えておきましょう。
車の警告灯がつく原因は何?
車の警告灯はシートベルトの締め忘れ、半ドアなど操作ミスをお知らせするものや、走行中の車の異常をお知らせするものなど警告の種類がいくつもあります。
大半の警告灯は車に何らかの異常を検知したことをお知らせしているので、警告が出た時は故障や、故障に繋がるもの、走行不能に陥る可能性のあるものであることが多いです。
危険度は?放っておいても大丈夫?
警告灯は赤・黄・緑の3色に点灯します。 また、その色によって警戒度が変わります。
緑色は機能が正常に作動していることをお知らせする場合がほとんどです。 これらは気にする必要はほとんどありません。
しかしながら、黄色と赤色の警告灯は緊急性が高いため注意が必要です。 放置すると走行不能な状況に陥るだけでなく、車に甚大なダメージを与えたり、重大な事故に繋がることも考えられます。
警告灯が点灯したら放置せずすぐに対応を考えましょう。
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お願いできる店舗をお探しなら車の警告灯(マーク)の一覧はこれ!危険度順にご紹介
車の警告灯にはさまざまな種類のものがあります。 緊急性の高さや内容によって重要度が異なるのでひとつずつ確認していきましょう。
危険度【低】焦らず一旦確認!
まず最初にご紹介するのは危険度の低い警告灯です。 その多くは車の故障ではなく、ちょっとしたミスの場合が多いので落ち着いで確認しましょう。
シートベルト警告灯
シートベルトを装着していないと発せられる警告です。 装着したつもりでも、きちんと奥まで押し込まれてないこともあるので、一度抜いてから再度「カチッ」と音が鳴るまではめ込みましょう。
2020年9月以降の車は後部座席の人もシートベルトを装着しないと点灯する仕組みになっています。
また、車種によってはシートの重量センサーで乗員の有無を確認していることがあります。 助手席や後部座席に重量物を積載している場合は一度降ろしてみると警告灯が消えることがあります。
半ドア警告灯
ドアがきちんと閉まっていないときの警告です。 シートベルトや衣類など、物が挟まっていることも考えられるので一度開けてから再度閉じてみましょう。
また、左右のドアだけでなく、荷室のバックドアのセンサーが感知していることもありますので、警告灯が消えない時はそちらもチェックしましょう。
これらを試した上で消えない場合はシートベルトと同様にセンサーの異常が疑われますので、整備工場で診断してもらった方がよいと思います。
ウォッシャー液警告灯
ウォッシャー液が不足すると点灯します。 故障ではないので早急に対処する必要はありませんが、フロントガラスの汚れを洗浄できないのでなるべく早く補充することをおすすめします。
ウォッシャー液の量は警告灯だけでなく、エンジンルーム内のタンクでも確認できます。 定期的にタンクを確認し、半分以下になっていたら補充するとよいでしょう。
ガソリン残量警告灯
燃料が少なくなると点灯します。 市街地ではそこまで焦ることもないかもしれませんが、特に高速道路では100km以上先までガソリンスタンドがないこともありますので、早め早めの給油を心がけましょう!
ガス欠になるとロードサービスを利用するなど誰かに頼らざるをえなくなります。 また、高速道路でガス欠によって停車してしまうと道路交通法違反で原則2点の減点と、普通車で9,000円の罰金が科せられます。
スリップ表示灯
雨などで濡れたウェットな路面や、凍結した路面、砂利道、急カーブなどでタイヤがスリップしてABS(アンチブレーキロックシステム)・TRC(トラクションコントロール)・VSC(車両安定制御システム)などの安全制御システムが作動したときに転倒します。
タイヤがスリップするような状況は路面のコンディションが悪いので注意しながら運転しましょう。
一時的な点灯は正常なので問題ありません。 しかしながら、走行中に転倒し続けている場合は故障の可能性が高いので点検を依頼しましょう。
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お願いできる店舗をお探しなら危険度【中】早めのメンテナンスが必要かも…
黄色の警告灯は緊急性はそこまで高くないものの、なるべく早期のメンテナンスが必要になるものになります。 警告を無視して走行し続けると重大な故障や事故に繋がりかねないので、放置することは避けましょう。
エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯
エアバッグもしくはプリテンショナー付きシートベルトに異常が発生すると点灯します。 プリテンショナーとは乗員をシートに固定させるために5〜10cmほど強制的に巻き上げる機構のことです。
この警告は走行自体には問題ありませんが、事故に遭った際にエアバッグが作動しなかったり、走行中に急にエアバッグが開いたりする可能性があるため、早めの修理が必要です。
ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯
ABSまたはブレーキアシストが作動した時に点灯します。
ABSとは:アンチロック・ブレーキ・システムのこと。滑りやすい路面で力いっぱいブレーキを踏んでもスピンを抑え、ハンドルを効きやすくする役割を持つ
正常に動作している時はいいのですが、常時点灯している場合は速やかに点検を受けましょう。
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お願いできる店舗をお探しならエンジン警告灯
エンジン警告灯は点灯してから放置している人が多い警告灯だと思います。
これは、「エンジン警告灯は無視しても問題ない」という噂が原因だと思いますが、これは整備工場で観てもらった上での判断で、必ずしも放置してもよいというものではありません。
ですので、異常を検知したらすぐに点検を受けることを推奨します。
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お願いできる店舗をお探しならタイヤ空気圧警告灯
タイヤ空気圧警告灯はその名の通りタイヤの空気が不足しているときに点灯します。
空気圧が低下すると燃費が悪くなったり、ハンドリング性能が悪くなります。 最悪の場合はパンクすることもありますので、なるべく早く空気を充填するようにしましょう。
スマートアシストOFF警告灯
衝突回避支援システムであるスマートアシストがオフになっていると点灯します。
オンオフの切り替えができるため、ご自分でオフに設定されている場合は問題ありませんが、オンにしても点灯している場合は故障していることが考えられます。
走行自体に直接的な影響はありませんが、事故の防止に役立つ機能なので一度ディーラーや修理工場で診断してもらうことをおすすめします。
危険度【MAX】すぐに停止して!修理もしくはロードサービスを!
赤色に点灯する警告灯は緊急性が高く、安全な走行ができない状況です。 走行中であればすぐに停車し、ロードサービスの利用や修理・点検の依頼をしましょう。
ブレーキ警告灯が赤く点灯した場合
黄色く点灯した場合:ブレーキシステムに異常を感知した状態です。 すぐにブレーキが効かなくなることはありませんが、事故につながる可能性もあるため早めの点検・修理を行う必要があります。
ブレーキ警告灯はパーキングブレーキが効いていると点灯します。 パーキングブレーキを解除してもランプが点灯している場合、ブレーキフルードの不足、ブレーキ系統の異常が疑われます。
この状態で走行するとブレーキが効かず重大な事故に繋がる可能性があります。 すぐに停車して修理・点検を依頼しましょう。
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お願いできる店舗をお探しなら油圧警告灯(エンジンオイルランプ)
エンジンオイルの油圧が低下すると点灯もしくは点滅します。 エンジンオイルが少なくなっているのではなく、油圧が下がっているという部分が重要になります。
単にオイルが減少しているのではなく、何らかのトラブルが発生している可能性があるためすぐに点検してもらいましょう。
警告を無視して走行を続けると、エンジンの焼きつきなど重大な故障に繋がる可能性があります。
すぐに停車してロードサービスの対応することを推奨します。
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お願いできる店舗をお探しなら充電警告灯(バッテリーランプ・バッテリー警告灯)
バッテリー残量が不足すると点灯します。 バッテリーが上がってしまうとエンジンが点かなくなり走行不能に陥ります。
点灯したらすぐにバッテリー交換をするようにしましょう。
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お願いできる店舗をお探しなら水温警告灯
エンジンの冷却水(クーラント)の温度が異常に上がった時に点灯もしくは点滅します。 冷却水の温度が高いとエンジンが高温になりオーバーヒートする可能性があります。
オーバーヒートすると高額な修理費がかかるだけでなく、直しても再発してしまうことも考えられます。 また、エンジンの損傷が激しい場合は車を買い替えることになるかもしれません。
点灯した場合は直ちに停車しロードサービスやディーラー、整備工場を利用しましょう。
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お願いできる店舗をお探しならハイブリッドシステム異常警告灯
ハイブリッド車やEV車に搭載されているハイブリッドシステムに異常を検知した時に点灯し、音と合わせて警告してくれます。
この警告灯が点灯したまま走行を続けると、いきなり運転操作不能に陥ったりすることもあり非常に危険です。
すぐに停車し、ディーラーや整備工場に連絡しましょう。
電動パワーステアリング(EPS)警告灯
電動パワーステアリング(パワステ)に異常を検知すると点灯します。 電動パワーステアリングとは軽い力でハンドル操作ができるように補助をしているシステムになります。
この警告灯が点灯すると普段よりもハンドルが重くなり、操作が困難になることが考えられます。
運転に支障をきたすのですぐに点検・整備を行いましょう。
マスターウォーニング
マスターウォーニングはこれまでの警告灯とは異なり、車の特定の部分の異常を示すランプではありません。 車のシステム全般で何らかの異常を察知すると点灯します。
原因もわからないため、もし点灯したらすぐさま運転を中止しロードサービスなどを利用しましょう。
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お願いできる店舗をお探しなら車の警告灯(マーク)が付いた場合の対処法
車の警告灯が点灯した場合、重要度の高いものであればすぐに修理をしたほうがよいということがわかっていただけたかと思います。
では、修理の依頼はどこにするのがよいのか? ここでは業者ごとの特徴をご紹介します。
保証期間中なら無料で直せる?【ディーラー】
車の修理保証期間中であればディーラーに持っていくのがよいかと思います。保証の範囲内であれば無料で修理してもらうこともできるようです。
また、ディーラーは自社製品の整備に精通しているため、原因解明までの時間が比較的早いでしょう。
しかしながら、保証なしでの修理は割高になることが多いです。
危険度MAXの修理はできないかも?【カー用品店】
カー用品店は全国各地にあるため、もし出先で不具合が生じた時は駆け込むとよいかもしれません。
オイルやウォッシャー液の補充や、簡単な警告灯の診断なら問題なく受けられると思います。
しかしながら、緊急性の高い修理に関しては手間や時間、知識や技術も必要となるため対応していないことも考えられます。
カー用品店についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。
あわせてご覧ください。
修理のプロ!安くて安心【自動車修理工場】
最もおすすめなのは【自動車修理工場】です。
自動車修理工場はディーラーの下請けで整備を行なっている場合も多く、技術や経験が豊富です。 また、修理費用もディーラーよりも安く抑えられる場合が多いです。
輸入車についても経験豊富な工場があるので探してみるとよいでしょう。
しかしながら、全ての工場が優れているというわけではなく、技術やその費用は工場によってさまざまです。
安心して任せられる工場は?愛車に強い工場を探したい!
そういった時は一度【メンテモ】で検索してみることをおすすめします! メンテモでは技術の優れた工場のみを厳選してご紹介しています。 そのため安心して整備を受けることができます。
また、修理したい内容に応じてカテゴリから検索することも可能です。
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お願いできる店舗をお探しなら危険度の高い車の警告灯(マーク)がついたら【自動車修理工場】に相談しよう!
今回は自動車の警告灯についてご紹介しました。
警告灯は車の異常を知らせてくれる重要なシグナルです。 事故に繋がるリスクを少しでも減らしたり、車に長く乗り続けるためにも異常を察知したら放置せずに診てもらいましょう。
また、ご自宅の近くや職場の周辺で整備を受けたい場合、旅先でのトラブルなどで近くの工場をお探しの場合は【メンテモ】で検索してみてください。
解決の糸口となる工場がきっと見つかると思います!
【今回のまとめ】
- メーターに表示される警告灯は緊急度に応じて赤・黄・緑の3色に分けられている
- 警告灯を覚えておけば、どの車でもどこに異常があるのかわかる
- 黄色の警告灯はできるだけ早く対処しよう
- 赤の警告灯はすぐに運転をやめないと危険!
- 保証期間内であれば【ディーラー】がおすすめ
- オイルの補充や簡易的な診断であれば【カー用品店】が便利
- 安くて腕が立つ【自動車修理工場】がおすすめ!
- 工場を探したい時は【メンテモ】を活用しよう!
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