ハイブリッド車のバッテリーは普通車と違う?メーカーごとに交換時期や寿命をご紹介
最終更新日: 2023年1月6日
- 株式会社メンテモ CCO / Webアナリスト
- 冨樫 海斗
1997年生まれ。北里大学海洋生命科学部を卒業後、大手小売店にて店舗運営に従事。2021年に株式会社メンテモに入社。CCO (最高顧客責任者) に就任。メンテモのウェブマーケティングから加盟店獲得、お客様対応まで取り仕切る。4台の愛車を元に、様々なユーザーニーズを探り続ける。愛車はダルマセリカ(1977年式)、アウトランダー、サンバー、ワゴンR。
低燃費なことから人気を集めているハイブリッド車は現在さまざまな企業が力を入れて開発に取り組んでいる車種です。
電動モーターを従来のガソリンエンジンと併用することでその燃費の良さを実現しています。
今回の記事ではハイブリッド車の心臓であるバッテリーについて、その特徴やメーカーごとの保証、交換の時期について紹介します!
ざっくりと説明すると...
- ハイブリッド車には「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」の2種類が搭載されている
- バッテリーの寿命は明確なサインがあるのでチェックしてみよう!
- ハイブリッド車の保証や特徴はメーカーごとにさまざま
- バッテリーの保証期間を過ぎてもまだまだ乗ることは可能
- 駆動用バッテリーの交換はDIYではできないので注意!
- 保証期間内であれば【ディーラー】に交換依頼をしよう
- 気軽に相談するなら【カー用品店】へ!
- コスパ最強!安さと技術の【自動車工場】がおすすめ!
- 工場探しで困ったときは【メンテモ】を使ってみよう!
全国でバッテリー交換
お願いできる店舗をお探しならハイブリッド車のバッテリーとは?駆動用と補機の違い
ハイブリッド車には従来のガソリン車から使われているバッテリーの他に、電動モーターを動かすための特別なバッテリーを搭載しています。
それぞれのバッテリーがどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
ハイブリッド車のバッテリーは2種類ある
ハイブリッド車には「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」の2種類が搭載されています。
駆動用、補機バッテリーがそれぞれ役割や寿命がどのくらいなのかご存知でない方もいらっしゃるかと思います。
どちらもバッテリーですが、交換時期や寿命がことなりますので、確認していきましょう!
駆動用バッテリー
駆動用バッテリーとは:ハイブリッド車の電動モーターを動かすために必要なもので心臓部
モーターを動かすためには大きな電流と電圧が必要になるため、通常の自動車用のバッテリーよりも高出力になっています。
そのため、専用のニッケル水素やリチウムイオンを利用したバッテリーが使われており、最近は電気のみで走るEV車も販売されています。
どちらも同じリチウムイオン電池を使用していますが、ハイブリッド車のバッテリーは容量が小さい代わりに瞬発力があり、EV車は容量が大きいため長距離を走れるという特徴があります。
駆動用バッテリーの交換時期や寿命はいつ?
駆動用バッテリーの製造技術は日々進化していて、世に出回り始めた当初と比べると、技術力も上がって寿命も伸びています。
バッテリーの寿命は10年以上、走行距離だと15万km〜20万kmが目安と言われています。
補機バッテリー
補機バッテリーとは:従来の自動車と同様の鉛蓄電池を使用した12Vのバッテリーのこと
補機バッテリーはガソリン車と同じく、オーディオなどの電装品の電力を担っているほか、駆動用バッテリーの立ち上げに必要なため重要なものとなっています。
補機用バッテリーが上がってしまうとガソリン車と同じくエンジンがかからなくなってしまうため注意しましょう。
補機バッテリーの交換時期や寿命はいつ?
補機バッテリーはガソリン車と同じ鉛蓄電池ですが、ガソリン車が2〜3年を目安に交換するのに対して、ハイブリッド車のバッテリーは寿命が4〜5年と長めになっています。
ガソリン車よりも交換スパンが長い分おろそかにしてしまうこともあるかもしれませんが、前述の通り補機バッテリーが上がってしまうとエンジンがかからなくなってしまうため、定期的にチェックしましょう。
補機バッテリーの交換時期
車種 | Tags |
---|---|
ガソリン車 | 2〜3年で交換が推奨 |
ハイブリッド車 | 4〜5年で交換が推奨 |
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お願いできる店舗をお探しならバッテリーの寿命ってどこで判断すればいいの?
さて、ここまでで駆動用バッテリーと補機バッテリーがそれぞれどのような役割を持っているのか、交換時期はどのくらいを目安にすれば良いのかということをご説明いたしました。
しかし、実際にバッテリーに寿命がきているということはどうやって判断すれば良いのでしょうか?
ハイブリッド車のバッテリーの寿命は、いくつかのポイントに着目することで判断することができます。
駆動用バッテリーの場合
- 運転席のモニターにあるバッテリー容量計を見る
- モニターにメッセージが出ている
- 燃費が悪くなってきた
ハイブリッド車やEV車にはバッテリーの容量を表示するメーターがあり、そのメーターを見ることでバッテリーの劣化具合を知ることができます。
また、残量が一定以下を下回るとモニターにメッセージが表示されますので、その時は交換を検討しましょう。
補機バッテリーの場合
- エンジンがなかなかかからない
- ヘッドライトが暗くなってきた
- パワーウィンドウの動きが遅い
- クラクションの音が小さい気がする
補機バッテリーが劣化すると電力不足でセルモーターの回転が落ちます。
そのためエンジンを起動する際の「キュルキュル」といった音が弱かったり、聞こえなかったりします。
また、ヘッドライトや、パワーウインドウ、オーディオなどにの電装品も補機バッテリーを電力源としているため、バッテリーの寿命が近づくと本来の性能を発揮できません。
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お願いできる店舗をお探しならメーカー別のハイブリッド車の駆動用バッテリー保証期間まとめ
車の使用頻度や走行条件によって、バッテリー交換の時期は異なります。
車種によって異なるとは思いますが、メーカー別に大まかな目安となる保証期間をまとめたので、保証期間内に交換したい方は参考にしてください。
スズキ
スズキは新車登録から5年間、もしくは、走行距離10万kmのどちらか早い方を保証期間と定めています。
スズキのハイブリッド車の特徴としては、発進時にガソリンをメインに使っていることです。
トヨタなどは一番ガソリンを消費する発進時にモーターを使用することに注力しています。
反対にスズキは発進をガソリンに頼る代わりに、60km/h以下で走行する際にエンジンを停止している時間を長くして帳尻を合わせています。
スズキのハイブリッド車にはワゴンR、スペーシア、ハスラー、スイフト、ソリオなどがあります。
トヨタ
トヨタの保証期間は新車登録から5年間、もしくは、走行距離10万kmのどちらか早い方です。
ハイブリッド車の先駆者であるトヨタは、非常に完成度の高い車を数多く販売しています。
新型ノアのハイブリッドシステムで搭載されているニッケル水素電池は、寿命が長く、廃車まで乗り続けられるユーザーも多いそうです。
アクア、プリウス、ノア、アルファード、ヴォクシー、シエンタなど、機種が豊富なので、機種ごとの違いも楽しみつつ、バッテリーのことも頭に入れながら検討すると良いと思います。
日産
日産は新車登録から5年間、もしくは、走行距離10万kmのどちらか早い方を保証期間と定めています。
日産では、ノートe-POWERでは駆動用バッテリー単体の保証はなく、e-POWERシステム自体に保証がかかっているようです。
真偽の程は分かりませんが、日産のe-POWERシステムの寿命は、半永久的だとも言われています。
ホンダ
ホンダの保証は新車登録から3年間、もしくは、走行距離6万kmのどちらか早い方です。
他社と比較すると期間が少し短めなので、購入を考えている方は、機種ごとの違いをしっかりと確認してから購入を決めると良いかもしれません。
フィット、ステップワゴン、ヴェゼル、フリードなどが展開されています。
三菱
三菱の保証は新車登録から8年間、もしくは、走行距離16万kmのどちらか早い方です。
保証期間が長いことが大きな一つの魅力なので、検討する際の要素として注目ポイントだと思います。
アウトランダーPHEV、エクリプス クロス、など三菱独自のPHEVシステムを搭載した車種があります。
保証期間より長く使いたいと思っている方へ
保証期間はあくまでメーカーが保証してくれている期間なので、保証期間を超えてバッテリーを使い続けることは可能です。
記事の最初でもお話しした通り、実際には15〜20万kmが寿命と言われていて、10万km以上乗っても、交換せずに使い続けている方も多くいらっしゃるそうです。
しかしながら、駆動用バッテリーはハイブリッド車の心臓であるためその交換費用は高額になりがちです。
もし交換するとなると、バッテリー自体が高額で、工賃も合わせると20万円程度かかってしまう可能性があります。
交換費用はできれば安く抑えたいところですよね。
そこで、既に保証期間より長く使っていらっしゃる方、これからも使い続けたいという方は、ぜひ一度、【メンテモ】でお見積もりをしてみてください。
メンテモでは腕利きの工場のみをご紹介しています。
全国でバッテリー交換
お願いできる店舗をお探しなら安く依頼できるハイブリッドバッテリー交換のお店はどこ?
バッテリーを交換するとなると悩ましいのはお店の選び方ですよね。
できるだけ安いところがいいけど、安いところは何か裏があるんじゃないか......そんな心配を抱えている方もいらっしゃると思います。
そんな疑問にお答えするためにここでは業者ごとの違いについて詳しくご紹介します。
自分でバッテリー交換はできるの?
まずは業者に頼らない方法についてです。
バッテリー交換は自分ですることができますが、ハイブリッド車の場合は補機バッテリーのみです。
駆動用バッテリーは専門知識や技能が必要で素人が行うことは不可能です。
また、電流・電圧が高いため重大な事故やケガに繋がる可能性もあるので絶対にやめましょう。
補機バッテリーはご自身で交換することができますが、事前知識や道具はしっかりと準備した上で行うようにしましょう。
メーカー保証期間中なら無料?【ディーラー】
車のことならディーラー、とお考えの方も多いかもしれませんが、比較的高額になってしまいますよね。
そんなディーラーはこんな人におすすめです!
- 整備以外の部分でサービスを受けたい人
- ディーラー保証期間内の人
もしもメーカー保証の期間内に寿命を迎えたり、規定容量いかになってしまった場合はディーラーに依頼するのがおすすめです。
保証の範囲内であれば無料で交換してもらうことが可能です。
しかしながら、保証期間後の交換は比較的割高になることが多いです。
ディーラーは自社製品の整備に強く、サービスも充実している反面、工賃や部品代が高めになっています。
気軽さが魅力!【カー用品店】
気軽さが魅力なカー用品店はこんな人におすすめです!
- 買い物のついでなどに気軽に相談したい人
- クーポンなどのお得なサービスを利用している人
カー用品店は気軽に相談しやすいというのがポイントとなっています。
また、クーポンなどを発行しているところもあり、割引などで費用が安くできることがあります。
しかしながら、カー用品店はフランチャイズ店舗も多く存在し、お店に当たり外れがあり、整備技術にムラがあることもしばしば…
依頼先のお店はどうなのか、クチコミや評判をきちんと確認する必要があるでしょう。
自動ブレーキ搭載など最新自動車も!【自動車修理工場】
あまり一般的ではないかもしれませんが、高い技術力をもち、比較的安価に依頼できる自動車修理工場はこんな人におすすめです!
- 安くて技術的にも安心して依頼できる業者を探している人
- 車の不具合や悩みを気軽に相談したい人
バッテリー交換に最もおすすめなのは【自動車修理工場】です!
自動車修理工場はディーラーの下請けとして作業することも多く、経験豊富です。
また、部品代を安く抑えることができたり、工賃が比較的安価なことが多いです。
しかしながら、全ての工場が当てはまるわけではない点には注意が必要です。
技術力や料金は工場によって差があるため、よく調べた上で依頼することが大切です。
「どの工場が良い工場なのかよくわからない......」もしそういった理由で断念しようと考えている方は一度【メンテモ】のサイトを見てみましょう。
メンテモでは国から認可された認証工場のみをご紹介しているので、経験豊富で技術に自信のある工場ばかりです。
予約や見積もりに関しても、メールや電話をする必要がないのことがポイントのひとつです。
全国でバッテリー交換
お願いできる店舗をお探しならハイブリッド車のバッテリー交換を依頼するなら【自動車修理工場】がおすすめ
今回はハイブリッド車のバッテリーについて、種類や各メーカーの保証、交換を依頼する際の業者ごとの特徴を踏まえながらご紹介しました。
エコカーとして人気を博しているハイブリッド車やEV車ですが、バッテリーの生産で多くの二酸化炭素を排出しているためエコだと言い切ることはできません。
また、駆動用バッテリーの劣化を放置すると燃費も悪くなり環境にもお財布にも優しくありません。
大切なことは定期的なメンテナンスを心がけることだと思います。
きちんとメンテナンスをして車やバッテリーを長持ちさせられるようにすれば、エコな走りを継続することはできると思います。
人と環境、そして車にも優しくなれるといいですね!
【今回の記事のまとめ】
- ハイブリッド車には「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」の2種類が搭載されている
- バッテリーの寿命は明確なサインがあるのでチェックしてみよう!
- ハイブリッド車の保証や特徴はメーカーごとにさまざま
- バッテリーの保証期間を過ぎてもまだまだ乗ることは可能
- 駆動用バッテリーの交換はDIYではできないので注意!
- 保証期間内であれば【ディーラー】に交換依頼をしよう
- 気軽に相談するなら【カー用品店】へ!
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